スマホアプリの脳トレゲームが注目されています!
昨今、脳を活性化する方法として「脳のトレーニング」略して「脳トレ」が注目されています。
書店などでは「大人の塗り絵」「クロスワードパズル」といった脳を活性化する「脳トレ」関連の書籍が数多く並んでいますし、ゲームソフトなどでも「脳トレ」に関連したソフトが数多く発売されています。
脳トレのゲームでは「脳を鍛える大人のDSトレーニング」というゲームソフトが有名です。
このゲームソフトは発売後、400万個以上を売り上げた大ヒット商品となり、またこのゲームがきっかけとなって「脳トレ」は
2006年の新語・流行語大賞トップ10を受賞するなど「脳トレ」は一躍社会現象までになりました。
そしてこの「脳トレ」は、今では、誰もが持っている「あるもの」で気軽に簡単に脳トレができるようにもなりました。
その誰もが持っている「あるもの」とは「iPhone」や「スマートフォン」です。
今ではこのスマートフォンやiPhoneに脳トレゲームの「スマホアプリ」をダウンロードするだけで、誰でも、気軽に脳トレができるようになりました。そこで今回は、スマホアプリを使う脳トレの効果や、スマホアプリの選び方などについてご紹介してみようと思います。
スマホアプリを使った脳トレの効果は?
先ほどご紹介した「脳を鍛える大人のDSトレーニング」が大ヒットになった理由の一つに「ニンテンドーDS」というゲーム機器の存在があります。
この「ニンテンドーDS」は片手でも持てる大きさで、付属の充電器で数時間充電すれば、コンセントなどの電源を必要とせず、家の中でも外出先でもいつでもどこにでも持ち運べて、その場で脳トレゲームができる気軽さが大ヒットの要因の一つでした。
このように、テレビの大画面を必要とせず、コンセントなどの電源を必要としないのはスマートフォンやiPhoneも同じです。
スマホアプリを使った脳トレはスマートフォンやiPhoneの画面を指で触れるだけで、いつでも気軽に脳トレができます。
脳トレをすると以下の様な効果が期待できると言われています。
1.脳の老化を予防する効果
2.認知症の予防効果
3.集中力を向上させる効果
ですが、スマートフォンやiPhoneを使った脳トレには実際にどのような効果があると思いますか?そこでここでは、スマホアプリを使った脳トレの効果についてご紹介してみようと思います。
脳の老化を予防する効果がある
子供でもできるような簡単な計算を、できるだけ早く解くことで脳が鍛えられ、脳の老化を予防することができると言われています。
人間の脳には「物事を考える」「記憶する」「感情をコントロールする」「判断する」などの働きをする「前頭前野」という部位があります。この「前頭前野」は私たちのちょうどオデコのあたりに位置していいて人間の脳をコンピューターに例えるとこの「前頭前野」はコンピューターの最も心臓部となる中枢部に位置します。
このコンピューターの中枢部である「前頭前野」を鍛えることで「物事を考える」といった脳の働きが老化することを予防できると言われていて、この脳の老化の予防に子供でもできるような簡単な計算をできるだけ早く解くことが有効であるとも言われています。
人は年齢を重ねるごとに体力や筋力が低下するように「記憶する」「判断する」といった脳の機能も低下しますが、簡単な計算を少しでも早く解くと「前頭前野」の動きが活発化されます。
計算を解くためには、頭の中で計算をするだけではなく、過去に蓄積された記憶を呼び戻し計算の正解を導き出すということが脳の中でおこなわれますが、このような脳のトレーニングをすることで「前頭前野」の動きを活発化させ、「記憶する」「考える」「判断する」といった脳の機能の老化を予防ができると言われています。
スマートフォンやiPhoneのスマホアプリには、小学生でもできるような簡単な「足し算」「引き算」の計算問題を解いていくアプリがたくさんあります。
脳トレは1日のなかでわずかな時間でも続けることが大事です。ですから、いきなり難しい計算問題を解くアプリに挑戦するのではなく、子供でも解けるような計算問題を解いていくアプリで毎日脳トレを続けていくことが大事です。
集中力をアップさせる効果がある
スマホアプリの脳トレゲームをするだけで「集中力」がアップする!と聞くと、多くの方は「ゲームをするだけでそんな簡単に集中力を上げることができるの?」と思われるかもしれません。
過去に、イギリスのケンブリッジ大学の研究者が「ある脳トレゲームアプリ」を開発し、そのゲームアプリを使って注意力・集中力に関する実験がおこなわれました。
この実験では、健康な成人75人を「ケンブリッジ大学の研究者が開発した脳トレゲームアプリ」をするチーム、ごく普通の「ビンゴゲーム」をするチーム「ゲームを何もしない」チームの3つに分けておこなわれました。そして、「ケンブリッジ大学の研究者が開発した脳トレゲームアプリ」をするチーム、ごく普通の「ビンゴゲーム」をする2つのチームは、それぞれ1時間ゲームをしてもらい、それを1か月の間に8回繰り返しました。
その結果ですが、「ケンブリッジ大学の研究者が開発した脳トレゲームアプリ」をするチームが他の2つのチームよりも「注意力」や「集中力」に向上が見られました。
その脳トレアプリゲームは、「Peak Brain Training」としてApp Storeでリリースされ、ダウンロードは無料となっています。
※PEAK(ピーク)- 脳トレ
ここでご紹介した「PEAK(ピーク)- 脳トレ」以外にも、集中力をアップする効果がある脳トレアプリにはさまざまなものがありますが、どれもパズルをするものや簡単な計算をするなど、簡単なものばかりです。
また「脳トレアプリ」は脳を広範囲に刺激しますので、集中力や注意力を鍛える効果もあるようです。
認知症予防に効果がある
認知症を診断するテストに「長谷川式認知症スケール(HDS-R) 」というものがあります。
このテストの中に「今日は何年何月何日ですか? 何曜日ですか?」や「私たちが今いるところはどこですか?」など、今日の日付や時間、場所などの記憶を試す項目があります。
※長谷川式認知症スケール(HDS-R) とは?
「引用元:ウィキペディア」
※「長谷川式認知症スケール(HDS-R)」ではこのようなテストをおこないます。
人の記憶力は年齢とともに衰えていくことは多くの方がご存知かもしれませんが、では実際に、私たちは何歳ぐらいを境に記憶力が衰えていくのかご存知でしょうか?
人間の記憶力は18歳をピークに衰えていくそうです。
私たちは年齢を重ねるごとに体力や脳の働きが衰えていきますが、記憶力も同じように低下していき、その低下する時期が18歳だということです。
では、年齢によって衰えてしまった人間の機能は、もとに戻すことができないのか?決してそのようなことはないのです。
昨今高齢者向けのトレーニングジムが盛況です。
これは、加齢とともに衰えていく筋力が原因となって「歩く機能」や「立ち上がる機能」といった生活するうえで必要な機能をトレーニングによって予防、回復や向上させることができるからです。
このように、年齢とともに衰えていく筋肉や体力を「筋肉トレーニング」などの運動を定期的におこなうことで、衰えた機能を回復し向上させることができるように、脳トレなどをおこない、脳をトレーニングすることでもの忘れなどの認知症を予防することができるとも言われています。
※認知症の予防に効果がある「筋肉トレーニング」について詳しく解説している記事をご紹介します。
「認知症予防に筋肉トレーニングが効果あり!」
そこで、もの忘れなどの認知症予防として「記憶力のトレーニング」ができる脳トレアプリがおすすめです。
例えば、漢字や歴史クイズの脳トレアプリをおこなうと、過去の出来事や若いころに覚えた漢字などを思い出すトレーニングになります。
最近、忘れっぽくなったなと思っている方や、認知症によるもの忘れの予防をしたいと思っている方は「記憶力のトレーニング」ができる脳トレアプリを試してみてください。
脳トレに効果があるスマホアプリについてまとめます
昨今、脳を活性化する方法として「脳のトレーニング」略して「脳トレ」が注目を浴びています。
そこで今回は、その「脳トレ」に効果があると言われている、スマートフォンやiPhoneを使った「脳トレアプリ」が脳の活性化にどのように効果があるのについてご紹介してみました。
人は誰でも年齢とともに脳の機能が衰えます。
これは本文中でもお伝えしましたが、人間の記憶力は18歳をピークとしてその後は年齢とともに徐々に衰えていくそうです。
そしてこの、年齢とともに衰えていく脳の機能を活性化できると言われているのが昨今注目をされている「脳トレ」です。
その「脳トレ」が今では、誰でも気軽に使っている「スマートフォンやiPhone」のアプリで手軽に楽しむことができるのです。
また、記事の中では脳トレアプリでおこなう脳トレの効果についてもお伝えしましたが、次回、この記事の続きで、スマートフォンやiPhoneで実際に脳トレを楽しめるアプリもご紹介してみようと思います。